髪がゴワゴワしたり、指に引っかかりを感じる場合には、髪が傷んで硬くなっている可能性があります。
硬くなってしまった髪の毛を元に戻すのは難しいですが、毎日のヘアケアで手触りをよくすることはできます。
美容師歴30年のShinです。今回は、「くせ毛が硬くなる原因」と「髪の毛を柔らかくする方法5つ」をご紹介します。
記事の内容
1.髪が傷んで硬くなる原因
2.硬い髪の毛を柔らかくするにはシャンプー選びが重要
3.髪を保湿し柔らかくするのはヘアオイル
4.髪を柔らかくするトリ―トメント
5.髪の柔らかさを保つにはアイロンも重要
6.美容室でのカット
7.髪が傷んで硬くなる原因と柔らかくする5つの方法:まとめ
1.髪が傷んで硬くなる原因
2-1パーマ・カラーのダメージ
ヘアカラー・パーマでの傷みは髪の毛を硬くします。縮毛矯正やデジタルパーマなども同じです。
薬剤はキューティクルをひらかせて髪内部に浸透するので、髪表面のコーティングが剥がれて、水分や油分が流れでてしまうためです。
髪の毛のしなやかさを保っているものが流れてしまうのですから、潤いがなくなり髪の柔軟性も失います。
カウンセリング時におねがいして、一番髪が傷みにくい処理剤で、しっかりケアしてもらいましょう。
2-2ヘアアイロンによる髪のダメージ
髪の毛はタンパク質と水分でできています。髪の毛に長時間アイロンをあてると、髪の熱変性(火傷したような状態でかたまる)を起こすので硬くなってしまいます。
ゆで卵をお湯につけて沸かすと固まっていくように、髪の毛も同じく固まるというわけです。
ストレートアイロンは、プレートの種類によって傷みにくいものもあります。
もしも、これが原因かも?と思ったら、ストレートアイロンを変えてみることを検討しましょう。
関連記事:くせ毛ショートの仕上がりが美しいストレートアイロンランキング
2.硬い髪の毛を柔らかくするにはシャンプー選びが重要
シャンプーの洗浄成分によって硬い髪をやわらかい手触りにすることはできます。
傷んた硬いくせ毛には、洗浄力やさしいアミノ酸系シャンプーで洗うと、手触りが柔らかくなります 。
アミノ酸系シャンプーは、硫酸系とは違いほとんどがキシミなく洗えるので、ひっかかりやゴワつきが気になる方にはおすすめです。
パーマ・カラーの傷みで硬くなった髪におすすめするシャンプーはこちら。ダメージ補修効果が高く、サラサラな手触りです。
スペック
トキオインカラミ プレミアムシャンプー | ||||
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アミノ酸 | ラウロイル加水分解シルクNa、ココイル加水分解コラーゲン | |||
保湿成分 | ペセリア、フラーレン | |||
毛髪補修 | 反応型水鳥由来加水分解ケラチン | |||
対象毛 | パーマ、カラー、コテでのハイダメージ毛 | |||
香り | ラベンダー | |||
泡立ち | ★4.40 | |||
洗浄力 | ★4,30 | |||
不使用 | - | |||
価格 | 200ml 3190円(税込み) 500ml 6380円(税込み) |
3.髪を保湿し柔らかくしてくれるのはヘアオイル
ヘアオイルを選ぶ決め手は「保湿力」です。 お肌にうるおいを与えるように、髪にも与えてあげましょう。
ヘアオイルの皮膜は、水分の蒸発を防ぎやわらかい感触をつくります 。
硬い髪にうるおいを与えるおすすめは「モイオイル」です。
シリコンフリー/パラベンフリー/合成着色剤フリーの自然由来成分100%の植物オイル。
保湿効果の高いマルラオイル、バオバブオイル、アボカドオイルが入っているから、パサつきや乾燥をうるおし毛先までまとまります。
イランイラン、ラベンダーなど爽やかなエキゾチックフローラルの香り。
4.髪を柔らかくするトリートメント
シャンプーした後、髪を乾かす前「洗い流さないトリ―トメント」をつけてからドライヤーをかけると髪がしなやかになります。
でも、ただの洗い流さないトリ―トメントではダメ✖なんです。
おすすめしたいのは「アルピジョンイオンヘアエマルジョン」これ一択!
- 「ヒートプロテクト成分」髪を熱から守り、硬くなるのをふせぎます。
- 「ミネラルイオン」酸化(老化して硬くなる)から髪肌を守ります。
- 「毛髪専用美容液」油分と水分が浸透し毛先までしなやか。
化粧品ブランドが高保湿にこだわって作っているので、トロリとした乳液状のテクスチャーが速攻で浸透します。
値段はややお高めですが、少量でもよく伸びますので、大量に付ける必要はありません。
ラベンダー、セイヨウハッカ、レモングラスなど、爽やかでほんのり甘い香り。
スキンケア発想と毛髪科学から誕生した、しっとりなめらか美容液のような トリ―トメント。
髪の内部にすばやく浸透し、傷んで硬くなった髪を補修します。
根元以外にまんべんなく馴染ませてから乾かすと、トゥるんと柔らかい手触りに。
・アスタキサンチン
・フラーレン
・ヘマチン
・ケラチン
・エルカラクトン
・セラミド
市販のトリ―トメントでは安価ですが、髪を柔らかくする成分が少ないので、一度は使ってほしいトリ―トメントです。
5.髪の柔らかさを保つにはアイロンも重要
ストレートアイロンは1万円以上でないとなかなかいいアイロンにであえません。
なぜなら、髪をサラサラにするプレートのコーティングが直ぐ剥げたり、髪の毛を挟んでプレスする力が、均一でないことがよくあるからです。
アイロンプレートの素材は、セラミックスやクリスタル、カーボンプレートなど、 ブランド独自のものが傷みにくくすべりがよいです。
だから、髪の毛が引っかかりにくいし、毛先がガリガリと音をたてることもありません。
複数のヘアサロンで、いろいろなストレートアイロンを使ってきましたが、プレート素材と熱の伝わり方で髪のやわらかさがまったく違います。
1万円以上のストレートアイロン比較しました。くせ毛ショートの仕上がりが美しい ストレートアイロンランキング
6.美容室でのカット
シャンプーやトリ―トメントなどのヘアケア以外で重要なのがカットです。
スキばさみの使い過ぎやレザーカットなどは髪を傷めます。
信頼できる担当の美容師さんがいれば安心ですが、いつも違う美容室に行っている方はこのように言ってみて下さい。
スキばさみでザクザク切られると、日数の経過とともに傷んでいきます。
髪が硬くなるのはもちろん、広がってまとまりにくくなる原因にもなります。
ヘアスタイルのカウンセリング時に相談しましょう。できるだけ失敗を最小限にするためです。
美容室では、そういうお願いも日常的に耳にしますので「以前、スカれ過ぎてパサパサになった。」とか付け加えればいいやすいかと思います。
7.髪が傷んで硬くなる原因と柔らかくする5つの方法:まとめ
シャンプーを変えただけでも、手触りが柔らかくなることも十分あります。なにか一つでも硬い髪を改善していただけると嬉しいです。
✅ ヘアオイルで髪に「水分・油分」を与える。
✅ アミノ酸系シャンプーを選ぶ。
✅ ドライヤ―前に洗い流さないトリ―トメントを使う。
✅ ストレートアイロンは1万円以上を選ぶ。
以上になります。読んでいただきありがとうございました。