雨の日は湿気でパサついて広がる。髪の毛が傷んで見える。
この悩み、じつは「猫っ毛×くせ毛」ならではの髪質が原因かもしれません。
こんにちは、美容師30年超えのShinです。
今回は、猫っ毛でくせ毛の「広がり」「まとまらない」髪のお悩みにたいして、自宅でできるケアやおすすめアイテム、髪型までを解説していきます。
猫っ毛やくせ毛はとても繊細で、まちがったケアをするとかえって広がりやすくなることもあります。
正しい対処法を知ることで、髪があつかいやすくやすくなりますよ。
この記事を読めば、あなたの髪質にあったヘアケアがわかり、朝のスタイリングがグッと楽になりますよ。
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
1 猫っ毛の特徴を知ろう
猫っ毛とはその名の通り、猫のようにやわらかくふんわりとした髪質のことをいいます。
日本人女性の髪1本の太さは、平均約0,8ミリですので、猫っ毛だとそれ以下ということになります。
1-1 猫っ毛とは?
✔️ハリコシがなくスタイルが決まりにくい。
✔️湿気を吸いやすくうねる。
✔️髪が絡まりやすい。
これらの特徴から、スタイリングがしにくく、セットの持ちがわるいとお悩みの方も多いと思います。
1-2 猫っ毛のメリット・デメリット
猫っ毛のデメリットは、髪にハリ・コシがないので、根元に立ちあがりがでにくいこと。
例えば、ヘアアイロンやブラシなどを使って、ボリュームを持たせたつもりでも、時間の経過とともにペタンとつぶれてしまう。
また、くせ毛だったりすると、まっすぐに伸ばしても、湿気が多い日などは
毛先がチリついたりすることも。
でも、猫っ毛ならではのメリットもあります。
猫っ毛はヘアカラーの発色がよく、透明感ある色にしあがりやすいです。
また、パーマスタイルにしたときにも、ふんわりとやわらかいカールができるので、軽く自然なウエーブになります。
ですから、お手入れがむずかしいと感じている猫っ毛さんは、もしかしたら、合わないヘアスタイルを選んでいるかもしれません。
2 猫っ毛の広がりをまとめるには?
猫っ毛の広がりは、毎日のケアしだいで落ちつかせることができます。
ここでは、髪のダメージを防ぎながら、あつかいやすい髪に近づける方法をご紹介します。
2-1 髪のダメージをさける
紫外線を避ける
猫っ毛はとてもデリケートで、紫外線に長くあたると日焼けしてしまいます。
紫外線を浴びると、髪を守っているキューティクルが傷つき、内部の水分が蒸発しやすくなります。
すると、たんぱく質やメラニン色素が分解され、髪の強度が低くなってしまうことに。
その結果、髪が乾燥してパサつきやゴワつきを感じやすくなります。
お肌と同じように、日焼け後の乾燥が原因でパサつきやすくなるのです。
外にでる前には、ヘアオイルやヘアクリームなどをつけて、髪を保護してあげましょう。
硫酸系のシャンプーをさける
「硫酸系シャンプー」ってよくわからないかも知れませんが、洗浄する力が強い成分です。
「ラウリル硫酸○○・ラウレス硫酸○○」などの名前が表記されたシャンプーです。
洗浄力が強いので髪の油分をとりすぎて、髪がパサついたりキジミを感じやすくなってしまいます。
今使用しているシャンプーに配合されていないかを確認してみることをおすすめします。
タオルドライは丁寧に
濡れている髪はとても敏感で、タオルでつよめにゴシゴシこすると切れ毛の原因になります。
乾いている時とはちがい、髪がひっ張られるとゴムのようにのびてしまい、キューティクルを傷つけやすくなります。
タオルで髪をやさしく挟むようにして 根元から毛先にかけて、かるく押すように水分をふきとりましょう。
早めにドライヤーをかける
シャンプー後に自然乾燥すると、髪が濡れている時間が長くなりキューティクルが開いたままになります。
その状態で摩擦が加わると、髪が傷みやすく枝毛や切れ毛の原因に。
また、頭皮が湿ったままだと雑菌が繁殖し、においやかゆみをひき起こすこともあります。
思いあたるという方は、できるだけ時間をあけずにドライヤーをかけてあげてください。
2-2 猫っ毛におすすめアイテム
猫っ毛をまとまりやすくするには「アミノ酸シャンプー」が効果的です。
アミノ酸はのタンパク質をおぎないながら洗うことができるからです。
そのため、ハリコシのある強い髪に導きます。
シャンプーしていても、髪のうるおいを残しながら洗浄するのでまとまりやすくなります。
このようにアミノ酸系シャンプーで洗うと、髪が落ちついて毛先のパサつきがおさまっています。
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3 猫っ毛、くせ毛に効果的なヘアケア
小さい頃から猫っ毛という方もいらっしゃると思いますが、 年齢とともに毛穴のタルミが原因の場合もあります。
年齢をかさねた頭皮のダメージにより、弾力がなくなり皮膚がうすくなると髪がうねりやすくなります。
それと同時に、頭皮の血行が悪いと「血流」がまく流れずに髪がよわってしまうことも。
だから、頭皮をせいけつに保ち、適度な刺激をあたえることが重要です。
頭皮マッサージやツボ押し、リンパを流し血流をよくすることで、根元の立ちあがりがよくなり、うねりがやわらぐこともあります。
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4 猫っ毛におすすめの髪型
ナチュラルボブ
ほんのすこし首がみえるくらいのボブは、髪のボリュームアップにつながります。
ボトムラインを少し絞れば、ドライヤーで乾かしただけで、後頭部がふっくらします。
パーマでボリュームアップ
本当に細くでやわらかい猫っ毛は、パーマとの相性がよくあいます。
細かいカールでも透明感のある、自然なフワフワ感がでてくれるのです。
ショートボブ
ベーシックなボブですが、えり足ギリギリの長さにすると、ムリに頭頂部のボリュームをです必要がなくなります。
こちらボトムラインを絞り、タイトにすることでブローいらずの髪型に。
レイヤーボブ
つむじのはえ癖が強い猫っ毛のは、大胆に段カットにしてまるみを持たせたシルエットにすれば、髪型がくずれにくくなります。
5 猫っ毛やくせ毛で広がる髪質のケア:まとめ
いかがでしたか?あなたができる方法で猫っ毛をあつかいやすくして、すこしでもストレスのないヘアケアをしていきましょう。
- 髪のダメージをさける
- スタイリング剤で髪をまとめやすく
- 頭皮のマッサージで血流をよくする
- 髪型を変えてみる
- スタイリングをひと工夫する
ヘアケアが大切なのはもちろんですが、髪型を変えることでお手入れがしやすくなることも事実です。
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ここまで、読んでくださりありがとうございました。少しでもお役に立てると嬉しいです。