髪が多くて広がってしまう、重たくみえて年齢よりも落ちついた印象に見られがち。
50代になるとそんな髪の悩みがますます気になってきませんか?
実は、髪が多い方こそ似合うヘアスタイルがあります。
ポイントは「重さを感じさせない」ヘアスタイル選びと、毎日のスタイリングを楽にすることです。
この記事では美容師歴30年ごえのShinが、50代の髪が多い女性にぴったりのおすすめヘアスタイル8選をご紹介。
あわせて、広がりを抑えるスタイリングのコツや、若々しい印象の髪型を目指したい方に解説します。
最後まで読むことで、「もう髪が多いのは悩みじゃない!」と感じられるような、前向きなヒントが見つかりますよ。
1 髪が多い人のヘアスタイル選び
ヘアスタイルを決める時は、美容師さんと相談すると思いますが、 伝えておいた方がいいポイントがあります。
また、やってみたい ヘアスタイルがある場合は、画像などを見せてイメージを伝えておき、 思っていた髪型とのちがいがないようにしましょう。
1-1 「美容院でオーダーする際のポイント
はじめての美容院でカウンセリング時に「言いたいことが上手く伝わらなかった!」 という経験はありませんか?
以下にあてはまる内容があれば、伝えるようにしてみてください。
- 「以前にしていた髪型は広がりやすかった。」
- 「毛量が気になる。(特に重い・広がる部分)」
- 「すかれ過ぎて、逆に広がったことがある。」
- 「膨らむからという理由で、軽くしてもらえない。」
新規でご来店される「髪が多いお客様」から、よく聞かれることをあげてみました。
広がっていた頃の髪型などが残っていれば、画像を見せておくと、 それをヒントにして「広がりにくい髪型の提案」をしてくれるはず。
髪が多い・広がる・太いなどの悩みのなかで、もっとも重要なのが 毛量を調節するカット!
今現在、広がっているなら「はえ癖」や「ふくらみ具合」 を見てもらいましょう。
とくに、そのヘアスタイルのどの部分をどのくらい 減らす(すく)かで、あつかいやすさがまったく違います。
いままで髪型で、体験したストレスを簡単に頭のなかで、まとめておくと いいかも知れませんね。
1-2 髪の重さを軽くするスタイリング方法
髪を落ちつかせるために、バームワックスを使用するもおられると思いますが、ちょっとしたコツがあります。
実際にどのくらいの量を取って、どうなじませればいいの? 初めての方でもわかりやすい使い方をご紹介します。
バームのつけ方動画 こちらをクリック!
動きを見ると力の入れ具合や、つける順番がイメージしやすいですね。
仕上がりをナチュラルにしたい方は、このつけ方がとても参考になります!
【バーム使い方の手順】
まずは適量のバームを手にとり、両手のひらでなじませながら温めてとかします。
- 髪のうち側につけます。
- 後ろもうち側からつけます。
- さいごに髪の表面➡ 毛先➡ 前髪へ。
- コームでなじませる。
- 指でつまんで毛束をつくる。
工程が長いように感じますが、めんどうに感じた方は 「髪のうち側」 「ハチの張り部」を中心に、バームをしっかりつけることを意識してみてください。
髪のうち側(全体)にバームワックスをつけることにより、広がる髪が ボリュームダウンします。
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1. レイヤーカットで軽やかに
ショートのレイヤーボブで毛先のゆらぎを表現。えりあしは首に沿わせているので、乾かすだけで後ろにまるみがでます。
トップのボリュームが欲しいところだけふんわりさせて、広がりは抑えることができるカジュアルなヘアスタイル。
2. ウルフカットで動きを出す
ショートにすると髪が広がるという人には、肩くらいのウルフカットがおすすめ。
自然に外ハネする長さ設定で、表面にレイヤーを入れることで重さをカバーできます。
お団子がつくれる長さだから、カジュアルにもフォーマルにも応用がききます。
3. ショートボブでスッキリ見せる
毛量が多くて、膨らみやすい髪質に向いています。
広がる表面の髪を長めにのこして、えりあしはギリギリに絞って、毛量をすくなく見せています!
フェミニンなラインがおとなの女性らしさを感じさせます。
4. ハンサムショートでクールに決まる
前下がりに角度をつけた、カッコいいレイヤースタイル。
ショートながらえりあし長めで、首を細く見せることができます。
サイトを耳にかけてイヤリングをつければ、クールだけどセクシーさも引き出すことができます。
5. ひし形シルエットのボブで小顔効果も
このヘアスタイルは髪が伸びてきても、広がりを感じにくいバランスのとれたフォルムです。
耳から下のうち側は、毛量を減らして膨らまないようにゆるやかにタイトにしています。
ミディアムボブは気品あふれる50代を演出してくれますよ。
6. くびれショートでバランスよく
女性らしいまるみのラインとえりあしをキュッと絞ったショートボブ。
顔まわりはやや長めにながして、顔にひき締め効果とやわらかさをプラス。
毛量が多くて広がる、くせ毛さんにも向いています。
7. 女性の魅力をひき立てるショートボブ
えりあしギリギリまで攻めたシャープなボブです。
首が見えていることで美しい肌を強調!女性の魅力をひき立てていると思います。
髪が伸びても広がりにくい安定のヘアスタイル。
8.おとな可愛いウルフカット
50代・60代にも人気のウルフスタイル。
髪が多くてもくびれをつくると、全体に髪の広がりを感じにくくなります。
外ハネだと乾かすだけで、形になるからお手入れが楽なのもおすすめポイント。
3 髪が多い人向けのスタイリング&お手入れのコツ
毛量をコントロールしやすくするには、 ドライヤーのあて方、じょうずなスタイリング剤の使い方がポイント。
3-1 髪の乾かし方で広がりを防ぐ
ドライヤーを上からあてて、吹き出し口を下に向けるようにします。
上から下に、髪の方向とドライヤーの向きが揃うように 乾かすと髪の広がりを抑えることができます。
3-2 使うべきスタイリング剤
無添加で自然由来のバームワックスがおすすめです。 手の平でスルっと溶けて、髪につけたあとはベタつくことなく 髪に浸透します。
髪が多くて広がる髪型やくせ毛を長時間しっとりまとめます。
とくに自然由来成分のバームには「シアバター・ビーズワックス」などの成分が 含まれています。
シアバター:保湿力が高く、傷んだ髪をケアします。日焼け止めの効果があるので、紫外線から髪をまもります。
ビーズワックス(ミツロウ):髪肌を保護しながらしっとりとやわらかい質感に。ゴワつく硬い髪もしなやかになります。
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4 まとめ
髪が多いと広がったり重たくみえたりして、ヘアスタイル選びに悩むことも多いですよね。
でも、シルエットやレイヤーの入れ方、スタイリングしだいで軽やかであつかいやすい髪型に仕上げることができます。
今回ご紹介した8つのヘアスタイルは、どれも50代の髪悩みに寄りそいながら、おしゃれに見せる工夫がつまっています。
さらに、スタイリングのコツや使うべきアイテムも取りいれることで、髪の広がりや重さをうまくコントロールできます。
ぜひ、あなたにぴったりの髪型とお手入れ方法をみつけて、毎日のヘアスタイルをもっと楽しんでくださいね。