こんにちは。美容師歴30年のShin(しん)です。
今回は30年サロンで、ヘアオイルを使ってきた経験を活かして、細い髪におすすめのオイルを紹介します。
この記事でわかること
- 細い、猫っ毛、くせ毛に使いやすいヘアオイル5選
- ヘアオイルに配合される成分の違い
- 正しいヘアオイルの使い方
細い髪のくせ毛のモデルさんにもオイルを試してみました。
ヘアオイルをつけてから、ドライヤーで乾かした状態です。
ブラシやヘアアイロンなどは使用しておりません。
乾燥、パサつき、くせ毛でうねっていた髪の毛にここまで効果があります。
ショートヘアの方で、ヘアオイルを比較したい方はこちら。くせ毛 ショートの潤うヘアオイルの選び方【おすすめ20選】
記事の内容
7, 細い髪のくせ毛、猫っ毛に軽い仕上がりのヘアオイル:まとめ
1,「細い髪くせ毛」のケアにヘアオイルがおすすめの理由
細い髪の毛というのは、ハリやコシがなくうねりやすいのが特徴です。
まとまらないからといって、ワックスなどを使うと、ベタつきやすく重い仕上がりになります。
反対にヘアミルクなどは、しっとりしますが、毛先をまとめたりツヤを出すことはできません。
だから、重くなりすぎず、適度にまとまるヘアオイルが適しています。
ヘアオイルが細い髪、くせ毛、猫っ毛に与える効果をまとめると
*パサつく髪にツヤを与える
*髪の毛が重くならない
*ダメージを補修する成分を配合している
*湿気からクセ、うねりを防ぐ
パサつく髪にツヤを与える
細い髪のくせ毛はキューティクル層がうすく、髪がうねりやすいこともあり、パサつきます。
その髪の毛にまとまりを与えるには、毛髪保護成分が配合されたヘアオイルであること。
紫外線やドライヤーの熱から髪の毛を守ってくれます。
髪の毛が重くならない
細い髪や猫っ毛には、軽いテクスチャーのヘアオイルで、つけたあとにベタつきを残さない成分を配合していること。
天然植物由来のヘアオイルは軽めのタイプがおすすめです。
ダメージを補修する成分
髪の毛が傷んでいる場合には、オイルに毛髪補修成分が配合されているものが必須です。
単純に、オイルを つけてフタをするという感じではなく、髪に浸透しながらダメージを補修するケラチンが配合されたヘアオイルが適しています。
クセ、うねりを防ぐ
細い髪はハリ、コシがないこともあり、スタイリングが崩れやすいので、シリコーン配合のオイルが有効です。
シリコーンは髪にコシをあたえ、うねりを防ぐ効果があります。 つぎで詳しく解説します。
2,「細い髪くせ毛」ヘアオイルの選び方
2-1,細い髪くせ毛のヘアオイルは成分で選ぶ
重くなりにくいテクスチャーの成分
これらのオイルは 髪と肌になじみがよく、サラサラなテクスチャーが特徴です。
紫外線やドライヤーから髪を保護し保湿効果をうながします。
ダメージ補修+毛髪保護に効果的な成分
加水分解ケラチンは、「硬ケラチン」といわれ、髪や爪が持っている タンパク質からできています。
皮膚や髪への刺激が少なく、 毛髪内部への浸透性がよいことが認められています。
加水分解ケラチンが、キューティクルにとどまり、ツヤと手ざわりが良くなります。
湿気から髪を守る成分
耐水性にすぐれており、汗や皮脂に強い ことから、 キューティクルをまもり、湿気をふせぎます。
撥水性(はっすいせい)があるので、伸びがよくべたつきが少ないのが特徴です。
シリコーンは、気体となって消えてなくなり、 髪同士がハリつきにくいので、サラサラとした手触りになります。
根元から軽い指通りでいられます。 また、揮発することでほかの毛髪補修成分を髪に残してくれます。
※撥水性=水をはじく性質のこと。
2-2,細い髪くせ毛は香りで選ぶ
女性にとって香りは気分を上げてくれるもの。
自然植物由来のオイルは、髪、お肌だけでなく、精神にもはたらきかける治療法に使用されています。
今回おすすめのヘアオイルにも、天然成分が配合された、これらの香りが含まれています。
- ラベンダー:安眠、リラックス効果、デトックス
- グレープフルーツ:元気になる、リフレッシュ、集中力、精神の安定
- イランイラン:リラックス効果、安眠、女性のホルモンバランスを整える
- ダマスクローズ:イライラ、ストレス解消、リラッツクス効果
- アップル:リラックス効果、鎮静効果、安眠
- シトラス:気分を明るく、リフレッシュ、ストレスの緩和
3,「くせ毛で細い髪」におすすめヘアオイル5選
おすすめ5選はできるかぎり、テクスチャーの軽いオーガニックのヘアオイルを選んでいます。
ロレッタ べースケアオイル
【特徴】サラサラ軽い、ローズの香り
ロレッタ ベースケアオイル | |||
---|---|---|---|
価格容量 | 容量:120ml2860円(税込み) | ||
軽さ | 軽め | ||
しっとり感 | 〇 | ||
ツヤ | 〇 | ||
香り | ダマスクローズ | ||
主成分 | シクロペンタシロキサン、ジメチコノール、パルチミン酸エチルヘキシルなど | ||
天然素材の成分にこだわり、べたつきのなさが素髪を活かすヘアオイル。
パッケージデザインの可愛いイラストが、女の子目線で作られており好感度あり。
ツヤがでるのに、時間が経っても重くならないヘアオイル。
シリコンが湿気から髪を守り、表面のうねりを防ぎます。
動きや束感を作るような、スタイリング効果はあまりありません。
ただし、勢いよくプッシュすると、いっぱいでてくるので加減して使いましょう。
ミルボン プラーミアディエッセンス
【特徴】軽さ、ツヤのよさ
ミルボン プラーミアディエッセンス | ||
---|---|---|
価格容量 | 容量:30ml2640円(税込み) | |
軽さ | 軽め | |
しっとり感 | ◎ | |
ツヤ | ◎ | |
香り | 爽やかな甘さ | |
主成分 | イソステアリルアルコール、アンズ核油、スクワラン、コメヌカ油 |
紫外線から髪を守り、パサつき防止にも。軽いテクスチャーで、自然なツヤが美しいヘアオイルです。
時間が経過してもあまりボリュームダウンしないので、髪型をキープしやすいです。
髪の毛に衰えを感じる方に、エイジングケアとしておすすめ。
ただし、動きや束感を作るようなスタイリング効果はあまりありません。
ミルボンエルジューダ リンバーセラム
【特徴】コシ感を高める、しなやかな動き
ミルボン エルジューダ リンバーセラム | ||
---|---|---|
価格容量 | 容量120ml3080円(税込み) | |
軽さ | 軽め | |
しっとり感 | △ | |
ツヤ | ◎ | |
香り | アップル、シトラスのフルーティな香り | |
主成分 | ケラチン(羊毛)、シクロメチコン、ジメチコン、バオバブ種子油 |
軟毛、細いくせ毛に適しています。「エルジューダ ヘアオイル」のなかではいちばん軽いです。
テクスチャーはサラサラで、セット力はないものの 2種類のケラチン「毛髪補修成分」「毛髪保護成分」がはいっています。
ハリ、コシがでるので、時間が経過してもペチャンコになりにくいです。
1つだけ残念なのは、ほかのとくらべるとツヤ感が少ないところ。
ムコタ プロミルオイル
【特徴】ノンシリコーン、自然植物オイル16種配合
プロミルオイル | ||
---|---|---|
価格容量 | 容量:150ml3300円 | |
軽さ | 軽め | |
しっとり感 | ○ | |
ツヤ | ○ | |
香り | クラッシックブーケ やさしい香り | |
主成分 | セサミオイル、ホホバ種子油、マカデミア種子油、ヒマワリ種子油など |
ノンシリコーンということもあり、さらさらとしたテクスチャー。
なのに、しっとり艶やかになるので、重さがなくストレスフリーに使用できます。
天然由来成分で作られるので、保湿効果がたかく、頭皮やお肌にもやさしく安心して使えます。
使いやすく手触りもはサラサラで、手や髪へのベタつきはほとんどなし。だから、石けんでカンタンに落とせます。
クラッシックブーケがほんのり香ります。コスメの匂いと混ざりたくない方には向いています。
アヴェダ ライトエレメンツスムージングフルイド
【特徴】ツヤ感がよい、香りゴージャス
アヴェダ ライトエレメンツスムージングフルイド | ||
---|---|---|
価格容量 | 容量:100ml3740円(税込み) | |
軽さ | やや軽め | |
しっとり感 | 〇 | |
ツヤ | ◎ | |
香り | ラベンダー、グレープフルーツ、イランイラン、オレンジなど華やか | |
主成分 | シクロメチコン、シクロペンタシロキサン、ホホバオイル、コメヌカ油など |
テクスチャーは軽いのに、毛先までしっとりなめらかになります。
伸びもよいので髪質に関係なく使用できます。
ダメージした髪のトリ―トメントとしても、自然なスタイリングとしてもokです。
セット力はないですが毛先までしっとりするので、傷んでゴワついた髪も潤してくれます。
フレグランスが好きな方には、柑橘系・フローラルの華やかな香りも体験してほしいです。
*紹介は以上になります。ムコタプロミルオイルだけが、ノンシリコーンです。
あとの4選にはシリコーンが配合されています。
4,ヘアオイルの使い方
1タオルドライ
水分が残っているとヘアオイルの浸透がよくないのでじゅうぶんタオルドライをします。
濡れた髪はキューティクルが傷つきやすいので、ゴシゴシしないようにしましょう。
2オイルをつけたらコームかブラシでとかす
手ぐしでとかすだけだと、髪全体になじまない ので必ずやさしくとかしましょう。軽くで大丈夫です。
3ドライヤーで乾かす
根元から毛先に向かって完全にドライします。その方がくせ毛も伸びやすいし、美しいツヤもでます。
5,細い髪でも失敗しない使用量
ヘアオイルの使用量はとても重要です。
つけ過ぎたら、もう一度シャンプーする以外油は落ちないからです。
ほとんどのヘアオイルはプッシュ式なので、ワンプッシュが多すぎるケースがあります。
ショートからミディアムならこのくらい。
セミロングからロングならこのくらいが適量です。
ちょうどワンプッシュになります。
あくまで目安なので、オイルを使い慣れていない方は、少量からはじめてくださいね。
6, ヘアオイルをつけて頭皮マッサージ
シャンプーまえに、頭皮と髪につけてマッサージもできます。
オイルをつけたあと、 温めた濡れタオルを頭に巻いて、湯船につかればスチーム効果でトリ―トメントにもなります。
そのあとシャンプーで洗い流してください。
地肌が清潔ですこやかになり、髪の毛もしなやかに仕上がります。
1週間に1度くらいで十分です。
とくに、頭皮が乾燥している人におすすめです。
必ず、頭皮にも使用できるタイプのヘアオイルで行いましょう。
7,細い髪のくせ毛、猫っ毛に軽い仕上がりのヘアオイル:まとめ
いかがでしたでしょうか?参考になったら嬉しいです。
とにかく、髪質とヘアオイルの成分があっていないと仕上がりは最悪です!
「失敗した!」とならないように、適量になれるまでは少しづつつけて下さいね。