こんにちは。美容師歴30年のShin(しん)です。
髪が細い軟毛の方は、とろみがなくサラサラなテクスチャーのオイルが向いています。
時間の経過とともに気になる、ベタつきや匂いが少ないヘアオイルをご紹介したいと思います。
この記事でわかること
- 細い、猫っ毛に重くなりにくいヘアオイル5選
- ヘアオイルに配合される成分の違い
- 正しいヘアオイルの使い方
実際に軽いタイプのヘアオイルをつけてから、ドライヤーで乾かした状態です。
ブラシやヘアアイロンなどは使用しておりません。
乾燥やパサつきでうねっていた髪の毛が、ここまでまとまります。
もくじ
1,「細い髪」のケアにヘアオイルがおすすめの理由
細い髪の毛というのは、ハリやコシがなくうねりやすいのが特徴です。
まとまらないからといって、ワックスなどを使うと、ベタつきやすく重い仕上がりになります。
反対にヘアミルクなどは、しっとりしますが、毛先をまとめたりツヤを出すことはできません。
だから、重くなりすぎず、適度にまとまるヘアオイルが適しています。
ヘアオイルが細い髪、くせ毛、猫っ毛に与える効果をまとめると
*髪の毛が重くならない
*湿気からクセ、うねりを防ぐ
パサつく髪にツヤを与える
細い髪のくせ毛はキューティクル層がうすく、髪がうねりやすいこともあり、パサつきます。
その髪の毛にまとまりを与えるには、毛髪保護成分が配合されたヘアオイルであること。
紫外線やドライヤーの熱から髪の毛を守ってくれます。
髪の毛が重くならない
細い髪や猫っ毛には、軽いテクスチャーのヘアオイルで、つけたあとにベタつきを残さない成分を配合していること。
天然植物由来のヘアオイルは軽めのタイプがおすすめです。
クセ、うねりを防ぐ
細い髪はハリ、コシがないこともあり、スタイリングが崩れやすいので、シリコーン配合のオイルが有効です。
シリコーンは髪にコシをあたえ、うねりを防ぐ効果があります。 つぎで詳しく解説します。
2,「細い髪」ヘアオイルの選び方
「ちょっと成分については、よくわからない」という方も多いかと思います。
ですが、成分表記の見方は簡単で、複雑なカタカナの成分ではなく、自然由来のオイルを使ったものであればいいのです。
2-1,細い髪のヘアオイルは成分で選ぶ
重くなりにくいオイルとは?
これらのオイルは 髪と肌になじみがよく、サラサラなテクスチャーが特徴です。
紫外線やドライヤーから髪を保護し保湿効果をうながします。
ダメージ補修に効果的な成分
ケラチンは、髪や爪が本来持っている タンパク質からできています。
皮膚や髪への刺激が少なく、 毛髪内部への浸透性がよいことが認められています。
加水分解ケラチンが、キューティクルにとどまり、ツヤと手ざわりが良くなります。
2-2,細い髪は香りで選ぶ
女性にとって香りは気分を上げてくれるもの。
自然植物由来のオイルは、髪、お肌だけでなく、精神にもはたらきかける治療法に使用されています。
今回おすすめのヘアオイルにも、天然成分が配合された、これらの香りが含まれています。
- ラベンダー:安眠、リラックス効果、デトックス
- グレープフルーツ:元気になる、リフレッシュ、集中力、精神の安定
- イランイラン:リラックス効果、安眠、女性のホルモンバランスを整える
- ダマスクローズ:イライラ、ストレス解消、リラッツクス効果
- アップル:リラックス効果、鎮静効果、安眠
- シトラス:気分を明るく、リフレッシュ、ストレスの緩和
なりたい気分で選んだり、好きな香りに癒されたりできるのも、自然由来だから。
3,「細い髪、猫っ毛」におすすめヘアオイル3選
おすすめ5選はできるかぎり、テクスチャーの軽いオーガニックのヘアオイルを選んでいます。
ランクは、1⃣ 軽いテクスチャーであること。2⃣ 少量でもしっかりツヤ感があること。に重点を置いています。
1位:ミルボン プラーミアディエッセンス
【特徴】軽さ、ツヤのよさ
ミルボン プラーミアディエッセンス | ||
---|---|---|
価格容量 | 容量:30ml2640円(税込み) | |
軽さ | 軽め | |
しっとり感 | ◎ | |
ツヤ | ◎ | |
香り | 爽やかな甘さ | |
主成分 | イソステアリルアルコール、アンズ核油、スクワラン、コメヌカ油 |
紫外線から髪を守り、パサつき防止にも。軽いテクスチャーで、自然なツヤが美しいヘアオイルです。
時間が経過してもあまりボリュームダウンしないので、髪型をキープしやすいです。
髪の毛に衰えを感じる方に、エイジングケアとしておすすめ。
コメヌカオイルは、抗酸化作用・保湿作用が高いので、自然の力で髪をうるおします。
しっとりするのに、重くならないので軟毛の方におすすめです。
ドライヤー前の濡れ髪に、毛先に少量をつけてから、乾かすと髪が滑らかになります。
お出かけ前に、もう一度つけても。
2位:ムコタ プロミルオイル
【特徴】ノンシリコーン、自然植物オイル16種配合
プロミルオイル | ||
---|---|---|
価格容量 | 容量:150ml3300円 | |
軽さ | 軽め | |
しっとり感 | ○ | |
ツヤ | ○ | |
香り | クラッシックブーケ やさしい香り | |
主成分 | セサミオイル、ホホバ種子油、マカデミア種子油、ヒマワリ種子油など |
ノンシリコーンということもあり、髪肌に安心して使用できます。
さらりとしたテクスチャーなのに、しっとり艶やかになるので、ダメージした髪もしっかりコーテイング。
天然由来成分で作られるので、保湿効果が高いのが
使いやすく手触りサラサラで、手や髪へのベタつきはほとんどなし。
だから、石けんでカンタンに落とせます。
クラッシックブーケがほんのり香ります。コスメの匂いと混ざりたくない方には向いています。
3位:アヴェダ ライトエレメンツスムージングフルイド
【特徴】ツヤ感がよい、香りゴージャス
アヴェダ ライトエレメンツスムージングフルイド | ||
---|---|---|
価格容量 | 容量:100ml3740円(税込み) | |
軽さ | やや軽め | |
しっとり感 | 〇 | |
ツヤ | ◎ | |
香り | ラベンダー、グレープフルーツ、イランイラン、オレンジなど華やか | |
主成分 | シクロメチコン、シクロペンタシロキサン、ホホバオイル、コメヌカ油など |
こちらは、シリコンと自然由来オイルが、バランスよく配合されています。
シリコンが入っている場合「疎水性」といって、湿気(水分)を吸いにくいため、くせ毛やうねりには強めです。
ダメージした髪のトリ―トメントとしても、自然なスタイリングとしても使えます。
セット力はないですが毛先までしっとりするので、傷んでゴワついた髪も潤してくれます。
フレグランスが好きな方には、柑橘系・フローラルの華やかな香りも体験してほしいです。
アベダ製品は、専属のアロマ調香師が厳選した植物で作っているため、手に付けた後、広がる香りに癒されます。
4,ヘアオイルの使い方
1 タオルドライ
水分が残っているとヘアオイルの浸透がよくないのでじゅうぶんタオルドライをします。
濡れた髪はキューティクルが傷つきやすいので、ゴシゴシしないようにしましょう。
2 オイルをつけたらコームかブラシでとかす
手ぐしでとかすだけだと、髪全体になじまない ので必ずやさしくとかしましょう。軽くで大丈夫です。
3 ドライヤーで乾かす
根元から毛先に向かって完全にドライします。その方がくせ毛も伸びやすいし、美しいツヤもでます。
5,細い髪でも失敗しない使用量
ヘアオイルの使用量はとても重要です。
つけ過ぎたら、もう一度シャンプーする以外油は落ちないからです。
ほとんどのヘアオイルはプッシュ式なので、ワンプッシュが多すぎるケースがあります。
セミロングからロングならこのくらいが適量です。ショートからミディアムならこの半分で十分。
ちょうどワンプッシュになります。
あくまで目安なので、オイルを使い慣れていない方は、少量からはじめてくださいね。
6, ヘアオイルをつけて頭皮マッサージ
シャンプーまえに、頭皮と髪につけてマッサージもできます。
オイルをつけたあと、 温めた濡れタオルを頭に巻いて、湯船につかればスチーム効果でトリ―トメントにもなります。
そのあとシャンプーで洗い流してください。
地肌が清潔ですこやかになり、髪の毛もしなやかに仕上がります。
マッサージの頻度は、1週間に1度くらいで十分です。
とくに、頭皮が乾燥している人におすすめです。
必ず、頭皮にも使用できるタイプのヘアオイルで行いましょう。
7,細い髪、猫っ毛に軽い仕上がりのヘアオイル:まとめ
いかがでしたでしょうか?参考になったら嬉しいです。
とにかく、髪質とヘアオイルの成分があっていないと仕上がりは最悪です!
「失敗した!」とならないように、適量になれるまでは少しづつつけて下さいね。