こんにちは、美容師歴30年のShinです。
「白髪染めをしているけど何だか地味に見える。」
「もっと明るくお洒落な白髪染めがしたい。」
このような50代に白髪ぼかしをご紹介します。
1,50代に人気の白髪ぼかしカラーイメージ
白髪染めをするうえで 大切なのは、その人に合った「明るさ✖色味」です。
過度に明るくなったり、色味がお肌と合わないと、顔全体がくすんで見えます。
やはり、若々しくお洒落にするために「白髪ぼかし」をしてほしいので、 カラーの違いを参考にして欲しいです。
1-1, 白髪ぼかしハイライト×アッシュベージュ
こちらも工程は同じです。
ハイライト部分に「アッシュ」をのせました。
全体的にはハイトーンに見えますが、顔周りに白髪が多いので、伸びてくる白髪との境目が目立ちにくいです。
所要時間は2時間半でした。
1-2, 白髪ぼかしハイライト×グレーアッシュ
こちらは、髪が細く柔らかいウエーブなので、外国人風にグレーを少しのせました。
そのおかげで毛先の透かし具合が綺麗に出ています。
日本人の髪色は赤みの色素が強いので、ウエーブにすると硬さがでるのですが、ふんわり仕上がりました。
1-3, 白髪ぼかしハイライト×グレージュ
ハイライト部分に「グレー✖ベージュ」をのせています。
髪の毛がストレートでしっかりしているので、動きのある柔らかい髪質に見せるためにグレージュにしています。
もちろん、肌の色やご本人の好みも考慮しています。白髪の分布が髪全体に均等なひとにおすすめです。
所要時間は2時間です。
2, 50代白髪ぼかしが人気の3つの理由
白髪ぼかしのメリットは以下になります。
- 1, 明るいカラーで若々しい印象へ
- 2, ヘアデザインを楽しめる
- 3, 白髪が伸びても目立ちにくい
- 4, とにかく垢抜ける
とくに、1~3は、普通の白髪染めにはない、嬉しいベネフィットです。
2-1, 白髪を活かした明るいカラーで若々しい印象へ
「白髪をどうやって活かすの?」と不安な方へ。
黒髪にハイライトを入れ明るくすることにより、白髪を目立ちにくくします。
白髪があるおかげで、全体にハイライトをする必要がないので、髪のダメージを最小限に抑えられます。
白髪染め単色だと、暗い印象ですが、顔周りが明るくなるのでお肌のトーンアップをしてくれます。
肌色が明るくなり、若々しく見せることができるんです。
2-2, 立体的なヘアデザインを楽しめる
ハイライトを入れることで、髪全体に立体感が生まれます。
単色の地味なイメージから、束感のある、動きや軽さが生まれます。
華やかで健康的な大人の女性に変化することができるかも。
髪に動きがあると、ヘアセットをきっちりやらなくても、それなりにカッコよく見せてくれるので、意外にお手入れが楽なんです。
2-3, 根元の白髪が伸びても目立ちにくい
髪全体が明るくなったことで、根元から生えてきた 白髪が目立ちにくくなります。
ちょっと極端ですが、たとえば、白髪染め単色だと生え際がくっきりします。
前回の白髪染めから、約1か月半でこのようになった経験はありませんか?
いっぽうで、白髪ぼかしをしてから、約1か月半後の根元はこのようになります。
白髪とハイライトが混ざり合っているので、生え際の白髪が気になりにくのです。
3,「白髪ぼかし」カラーリング頻度について
白髪の量にもよりますが、約2か月に一度くらいが適当です。
もちろん、どんなヘアカラーでも細目にメンテナンスした方が理想的ではあります。
でも、生え際の白髪が目立ちにくいので、白髪染めだけの場合よりは、すこし期間を空けても大丈夫です。
白髪が少ない場合ですと2か月半くらいに一度で済むこともあります。
4, 白髪ぼかしとパーマや縮毛矯正は同時にできる?
結論からいいますと、縮毛矯正と白髪ぼかし(=ハイライト)は同時にやらないでください。
縮毛矯正剤は、施術の中でもかなり強い薬剤をつかいますから、絶対に髪が傷みます。
白髪ぼかし(=ハイライト)をしたいのであれば、縮毛矯正をやめた方がいいです。
パーマに関しても同様ですが、ヘアスタイルやハイライトの量によっては、できる場合もあります。
いづれにせよ、信頼している担当美容師さんに相談して、一番よいアドバイスをもらいましょう。
同時にやることによって、「白髪ぼかし」ではなく、普通のカラーとパーマを同時にすると、カラーの退色が早くなります。
できれば、別々に分けた方が美しい髪色をキープできます。
5, 白髪ぼかしハイライトダメージを最小限に
くり返しになりますが、ハイライトは実際ブリーチ剤を使いますので、髪への負担がかかります。
ダメージを少なく抑えた「白髪ぼかし」をするには、 ハイライトを効果的に入れる技術が重要になります。
白髪の量によっては、ハイライトなしにして、白髪にベージュやグレーなどの 色を入れることで、「白髪ぼかし」のように見せるテクニックもあります。
興味がありましたら、こちらの記事をご覧ください。
【白髪ぼかし】後悔しないハイライトのやり方を解説!白髪も染まる