くせ毛をまとめたくてヘアオイルを使っているのに、 「広がる」「ぺたんこになる」「ベタつく」…そんな経験はありませんか?
40代・50代になると髪質が変わり、スタイリング剤の“選び方”で仕上がりが大きく変わります。
この記事では、美容師30年ごえのShinが、くせ毛女性が失敗しやすいポイントと、ヘアオイルとバームの違い・使い分けを分かりやすくまとめました。
40代・50代になるとスタイリング剤が合わなくなる理由 くせ毛
「前はこれでうまくいっていたのに…」と感じることが増えてきます。
それは、スタイリング剤が悪いのではなく、髪質そのものが変化しているからです。
年齢を重ねると、髪の水分量や油分が減り、髪が細って、うねり・乾燥・広がりが出やすくなります。
その状態で若い頃と同じスタイリング剤や量を使うと、
- オイルをつけるとぺたんこになる
- 量を減らすと広がる
- うまくいかず、結局やり直す
といった「うまくいかないループ」に入りがちです。
特にくせ毛の場合、 「乾燥を抑えたい」「広がりを止めたい」「ボリュームは残したい」 という悩みが起こります。
そのため、 「とりあえずヘアオイル」 「ずっと同じワックス」 といった選び方では、仕上がりに限界があります。
40代・50代のくせ毛には、 髪の状態や悩みに合わせて、スタイリング剤の“種類”を選ぶことが大切です。
1 ヘアオイルとバームの違い【くせ毛向け】
ヘアオイルとバームは、どちらもくせ毛をまとめるスタイリング剤ですが、 役割は少し違います。
1-1 ヘアオイルが向いている人
ヘアオイルは、髪にツヤとまとまりを与えるスタイリング剤です。
乾燥しやすいくせ毛の手触りを整え、朝のスタイリングを楽にしてくれます。
こんな方に向いています。
- パサつきやすく、ツヤがない
- 毛先の広がりを抑えたい
- 重たいスタイリング剤は苦手
- 朝は手早く仕上げたい
ただし、オイルは形をキープする力がほとんどありません。
広がりが強い場合や、毛量が多い場合は、オイルだけでは物足りなく感じることもあります。
ヘアオイルの選び方や、40代・50代くせ毛に合うタイプは ▶くせ毛のボリュームダウンはこれ|私が広がらなかったヘアオイル5本【40代・50代】 で詳しくまとめています。
1-2 バームが向いている人
バームは、髪の表面をコーティングし、 広がりやボリュームを抑える力があるスタイリング剤です。
ただし、固まることは殆どありません。 こんな方に向いています。
- 毛量が多く、膨らみやすい
- 湿気で広がりやすい
- くせ毛をしっかり落ち着かせたい
- オイルだと時間が経つと広がる
バームは、つけすぎると重くなりやすいため、 量を控えめにすることが失敗しないポイントです。
広がりやすいくせ毛向けのバームは、 ▶ 髪が膨らむくせ毛に!広がり抑えるバームの使い方&おすすめ3選 で詳しく紹介しています。
2-3 ヘアオイルとバームは一緒に使っていい?
結論から言うと、くせ毛の場合はヘアオイルとバームを一緒に使っても問題ありません。
むしろ、髪質や悩みによっては併用した方が、まとまりやすいことも多いです。
ポイントは、使う順番と量です。
基本の使い方は「オイル → バーム」
1️⃣ ヘアオイル
乾燥しやすい毛先を中心に、うるおいと柔らかさを補います。 (つけすぎると重くなるため、少量からが鉄則です)
2️⃣ ヘアバーム
仕上げに毛先や広がりやすい部分だけになじませ、 くせ毛の動きを抑えながらスタイルをキープします。
この順番で使うと、
✔ パサつきやすい
✔ 広がりやすい
✔ 夕方にまとまりが崩れやすい
といった悩みをカバーしやすくなります。
併用するときの注意点
根元にはつけない
→ ぺたんこ・ベタつきの原因になります
量はそれぞれ控えめに
→ 「少ないかな?」くらいがちょうどいい
髪が細い・猫っ毛の方はオイルのみでもOK
→ 必要以上に重ねないことが大切です くせ毛だからといって、必ず両方使う必要はありません。
「今日は乾燥が強い」「湿気で広がる」など、髪の状態に合わせて使い分けるのが、40代・50代のくせ毛にはいちばん失敗しにくい方法です。
2 くせ毛の悩み別|合うスタイリング剤はこれ
くせ毛と一口に言っても、悩みは人それぞれ。 ここでは、よくある悩み別に合いやすいスタイリング剤の方向性をまとめました。
2-1 ぺたんこ・猫っ毛が気になる
髪が細くてボリュームが出にくい方は、 重たいスタイリング剤を使うと、すぐにペタんこになりがちです。
・軽めのヘアオイル
・つける量はごく少量
が基本になります。
「広がるのが怖くて多めにつける」と逆効果になるため、 足りないくらいから調整するのがおすすめです。
根元は避けて、髪の中間から毛先につけましょう。
ぺたんこになりやすい方には、軽さ重視のオイルが向いています。▶猫っ毛におすすめ!ベタつかず軽いヘアオイル3選【美容師が厳選|ぺたんこ対策】
2-2 広がり・毛量が多い
毛量が多く、くせで膨らみやすい場合は、 ヘアオイルだけでは広がりを抑えきれないことがあります。
・バームで表面を押さえる
・広がりやすい部分の内側もつける
そうすることで、まとまりが出やすくなります。
湿気が多い日や、雨の日は、 オイルよりもバームの方が安定することもあります。
毛量が多く広がりやすい場合は、油分多めのバームや重めオイルが効果的。▶くせ毛別バームワックスの使い方|髪の広がりを抑えるスタイリング術を徹底解説!
2-3 パサつき・ツヤが出ない
年齢とともにツヤが出にくくなった髪には、 ヘアオイルが向いています。
・毛先中心につける
・根元は避ける
そうすることで、自然なツヤとまとまりが出ます。
オイルを使ってもベタつく場合は、 量が多すぎる可能性が高いので、一度見直してみてください。
年齢によるパサつきには、スタイリング剤だけでなく土台ケアも重要です。
▶ 40代くせ毛がひどくなる原因とシャンプーの選び方|おすすめ5選
3 実際に使って分かった失敗しない使い方
スタイリング剤は、 「どう使うか」 で仕上がりが大きく変わります。
40代・50代のくせ毛が失敗しやすいポイントを、実際の使用感をもとにまとめました。
オイル・バーム共通|つける量は「少ない」くらいでちょうどいい
3-1 ヘアオイルの正しい使い方
ヘアオイルは、毛先〜中間だけにつけるのが基本です。
- 手のひら全体に薄く伸ばす
- 毛先に包み込むようになじませる
- 表面は最後に軽く触れる程度
根元につけると、トップがつぶれやすく、ベタつきの原因になるので注意しましょう。
目安としては、ヘアオイル
ショート〜ボブ:手のひらに1円玉より少なめ
ミディアム:1円玉1枚分程度
ロング:1円玉1〜2枚分程度
足りなかったら、もう少し増やしてください。
3-2 ヘアバームの正しい使い方
バームは、温めてから使うのがポイントです。
- 指先に少量を取る
- 手のひらでしっかり温めてオイル状にする
- 広がりやすい部分からつける
特に、ハチ周り・表面・毛先だけに使うと、重くなりにくくなります。
バーム
ショート〜ボブ:小指の爪(ピンク部分)くらい
ミディアム:小指の爪(ピンク部分)の1.5倍
ロング:小指の爪(ピンク部分)の1.5倍~2倍
爪の大きさは個人差がありますので、はじめは少量を手に広げ、 足りなければ後からたすくらいが失敗しにくくなります。
3-3 オイルだけで足りないときの考え方
「オイルをつけても時間が経つと広がる」 そんな日は、スタイリング剤が合っていないのではなく、役割が足りていないだけのことも。
その場合は、 ベースに少量のオイル 表面だけバーム といった使い分け をすることで、 まとまりが長持ちしやすくなります。
うまくいかない日は「髪型」も見直す
どんなにスタイリング剤を工夫しても、 カットや髪型が今の髪質に合っていないと、毎朝ストレスになります。
この記事は、
・ヘアオイルの記事から来た方
・バームやワックスの記事から来た方
・「最近スタイリング剤が合わなくなった」と感じている方
どこから読んでも、自分に合うスタイリング剤が分かるように構成しています。
まずは「今の悩み」に近いタイプを選び、 もし合わないと感じたら、使い方や種類を少し調整するだけでもやってみましょう。
「毎朝まとまらない…」と感じる方は、スタイリング剤より先に髪型そのものを見直すのも一つの方法です。▶︎50代くせ毛でも朝のセットが簡単|パサパサしない手入れが楽なボブ
4 迷ったらこの順で選べば失敗しない
スタイリング剤選びに迷ったときは、一度に全部を変えようとしないことが大切です。
まずは、今の髪悩みに合わせてシンプルな順番で試すのがおすすめです。
パサつきやツヤ不足が気になる場合
→ ヘアオイルを少量から使ってみる
オイルだけでは広がりが収まらない場合
→ 表面や広がりやすい部分にバームを足す
それでも毎朝まとまらない場合
→ スタイリング剤ではなく、髪型やカットを見直す
40代・50代のくせ毛は、「頑張らないときれいにならない」のではなく、 合わないものを使っているだけというケースがほとんどです。
自分の髪に合うスタイリング剤と使い方が分かれば、 朝のセットはぐっと楽になります。
まずは、今の悩みに一番近いところから、無理なく取り入れてみてください。