髪の毛が細くて柔らかい猫っ毛の悩みは?
頭頂部がペタンコに。
雨の日は湿気でパサつく。
ツヤがなく、髪の毛が傷んで見える。
こんにちは美容師歴30年のShinです。
今回は、猫っ毛は、髪が弱くて細いため、くせやうねりが出やすくけっこうお手入れが難しいですよね。
ペッタンコになってしまう髪質に、ボリュームを気にしなくて済むヘアスタイルをカットしてみました。
扱いやすいように、すべてショートボブがベースになっています。
猫っ毛のためのヘアケア法もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
1猫っ毛の特徴
自分の髪質が猫っ毛かどうかわからない!という方もおられるのでは ないでしょうか?
だからこそ、まずは自分の髪のことを知ってから、ヘアケアやスタイリング剤の 選び方に役に立ててくださいね。
1-1 猫っ毛とは?
猫っ毛とはその名の通り、猫のように柔らかくふんわりとした毛質 のことをいいます。
日本人女性の髪1本の太さは、平均約0,8ミリ ですので、猫っ毛で細い髪だとそれ以下ということになります。
ハリコシがなくスタイルが決まらない。
湿気を吸いやすく髪がうねる。
頭頂部にボリュームがない。
髪が傷みやすく、絡まりやすい。
これらの特徴からスタイリングがしにくく、セットの持ち が悪いので、あつかいやすい髪型にしてあげるのが重要です。
また、髪にハリコシを与え、パサつきを抑えるヘアケアも必要になります。
2猫っ毛×タイプ別ヘアスタイル
2-1 猫っ毛×くせ毛×多い
猫っ毛でも毛量が多い場合は、ミディアムくらいの長さにします。
理由は、ボブをベースに長めにする方が、重みがでて広がりにくいからです 。
髪型は、えりあしを絞ったひし形のボブで、頭頂部にボリュームを 与えます。
こうすることで、ドライヤーをかけるだけで、この型におさまります。
2-2 猫っ毛×縮毛×少ない
猫っ毛で縮毛、さらに髪が少ない場合、重いきってショートのグラデ―ションボブにします。
理由は、短くて段だんが、入ってない方がクセが収まりやすいからです。
縮毛の方は髪が長いと、 ドライヤーの時間がかかります。
夏は汗や湿気でクセが強くなり、結ぶしかなくてヘアスタイルを楽しむことができません。
2-3 猫っ毛×細い×少ない
髪が細くて少ない猫っ毛の場合は、えりあしギリギリのボブがおすすめ。
ボリュームを出すために、ショートヘアにしても頭頂部がふくらむことは ありません。
なので、はじめからトップにボリュームがなくてもいい 髪型を選んだ方がお手入れが楽なのです。
レイヤー(段々)が入るヘアスタイルよりも、長持ちしやすいのもメリットの一つになります。
3猫っ毛に効果的なヘアケア
猫っ毛には徹底した頭皮ケアが必要です。 一番手っ取り早いのは3つ!
- 「シャワーヘッド」で毛穴ケア
- 「シャンプー」でハリコシ艶を与える
- 「頭皮マッサージ」で髪の土台を作る
3-1 シャワーヘッドで毛穴ケア
シャワーヘッドは水道水の塩素を除去するので、顔や肌、髪を美しくするだけでなく、高い洗浄力で節水の効果もあります。
通常のシャンプーでは毛穴の汚れを落とすことはできず、
毛穴に皮脂汚れが残っていると、地肌がオイリーになりボリュームのないヘアスタイルに。
シャワーヘッドは、使うだけで毛穴の角栓をキレイに洗浄します。
頭皮環境が改善され、血行促進するので、 元気な髪の毛が生えやすくなります。
猫っ毛には、頭皮を健康にし、髪肌のダメージを予防することが大切。
髪だけでなく お肌の毛穴も引き締まりツルツルになります。
【参考記事】「ミラブルplusのメリットデメリット」
3-2 シャンプーでハリ、コシ、艶
髪は「ケラチン」というタンパク質でできています。
「ケラチン」はコルテックス内部に、集まっているのですが
猫っ毛の方はコルテックスが少ないので、髪にハリがなくうねりやすい傾向にあります。
髪にハリ、コシを与えるには、このケラチンが必要です。
シャンプーにケラチンが配合されていると、髪の強度を あげてくれるので、髪自体がしっかりとします。
ケラチンは、髪への浸透性が高く、毛髪補修に高い効果があります。
特に、フェザーケラチン(水鳥)はシャンプーした後、水をはじいて優先的に 効果を髪の毛に届けることができます。
フェザーケラチン配合シャンプーは猫っ毛に、ハリコシ、艶を与えます。
【参考記事】人気のインカラミプラチナムシャンプーを体験してみました!
硫酸系のシャンプーを避けてください!「硫酸系シャンプーとは、 ラウリル硫酸ナトリウムなどの成分が配合されたシャンプーのことをいいます。
洗浄力が非常に強いので、髪の脂をとり過ぎることで 髪が摩擦を起こします。 その結果、パサついて艶のない髪質になります。
3-3 頭皮マッサージで髪の土台をつくる
もともと遺伝的に髪が猫っ毛という方もいらっしゃると思いますが、 毛穴のタルミが原因になることもあります。
加齢や頭皮のダメージなどにより、弾力がなくなり皮膚が薄くなると、 毛穴も変形して髪がやわらかくなってしまうのです。
だから、うねりや くせ毛が強くなります。 同時に、毛細血管も細くなるので、毛根に送られるはずの血液のながれが 悪くなります。
その結果、髪への「栄養」少なくなり髪が細くなるというわけです。
だから、毛根にある細胞を活性化させ、「栄養=血液」がしっかり 届くようにすることが重要ポイントです。
頭皮の弾力をよくして、髪が細くなるのを防ぎます。
頭皮マッサージやツボ押し、自分でやるのが面倒なら、電動ブラシやマッサージャーなども 効果的です。
髪の毛にボリューム感をもたらします。
4猫っ毛ヘアスタイル:まとめ
いかがでしたでしょうか? 猫っ毛が扱いやすくなる髪型にしてみることはもちろん、頭皮ケアによる 髪の毛の土台作りもできたらいいですね。
加齢とともに髪が痩せていくので、髪が薄くて柔らかい場合は、頭皮ケアには気を配りましょう。
- 「シャワーヘッド」で毛穴ケア
- 「シャンプー」でハリコシ艶を与える
- 「頭皮マッサージ」で髪の土台を作る
地肌をいたわりつつ、信頼できる美容師さんと相談して、あつかいやすいヘアスタイルに変えてみることをおすすめします。