髪がやわらかくて細い「猫っ毛」は、
✔️トップがぺたんとつぶれる
✔️湿気で広がる、パサつく
✔️ツヤが出にくく、傷んで見える
など、日々のスタイリングに悩みがつきませんよね。
こんにちは。美容師30年ごえのShinです。
猫っ毛は、髪が細くてハリがでにくく、くせやうねりもでやすいため、毎日のケアがたいへんです。
この記事では、そんな髪をふんわり見せるコツや、スタイリングがラクになる髪型をご紹介します。
髪をいたわりながら、きれいに見せる方法をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1 猫っ毛の特徴
自分の髪質が猫っ毛かどうかわからない!という方もおられるのではないでしょうか?
まずは自分の髪のことを知ってから、ヘアケアやスタイリング剤の選び方に役に立ててくださいね。
1-1 猫っ毛とは?
猫っ毛とはその名の通り、猫のようにやわらかく細い毛質のことをいいます。
日本人女性の髪の太さは、約0,8mですので猫っ毛だとそれ以下ということになります。
ハリコシがなくやわらかい。
湿気や汗で髪がうねる。
髪が細くからまりやすい。
これらの特徴からスタイリングがむずかしく、セットの持ちがよくないので、再現性の高い髪型にしてあげるのがポイントです。
また、髪にハリコシを与え、パサつきを抑えるヘアケアも変えてみることで、お手入れしやすくなる可能性は十分あります。
2 猫っ毛×タイプ別ヘアスタイル
猫っ毛の方が再現性の高いヘアスタイルにするには、ショートヘアが適しています。
肩にはつかないくらいくらいの長さで、えりあしをグッとタイトにして、トップにボリュームをだしてあげると、髪型がくずれにくくなります。
もちろん、お手入れも楽になることが多くメリットが多いです。
2-1 猫っ毛×縮毛×多い
猫っ毛でも毛量が多い場合は、ミディアムショートにします。
理由は、ボブをベースにするほうが、重みがでて広がりにくいからです 。
髪型は、えりあしを絞ることで、トップにボリュームをあたえます。
きちんとドライヤーをかけるだけで、すっきりまとまります。
2-2 猫っ毛×ストレート×少ない
猫っ毛でストレートの場合、レイヤーの入ったウルフカットや少しパーマをかけてふんわりさせるのもいいですよ。
理由は、トップにボリュームをあたえたり、うごきのあるスタイリングが楽しめるからです。
2-3 猫っ毛×細い×少ない
髪が細くてすくない猫っ毛の場合は、えりあしギリギリのボブがおすすめ。
ボリュームをだすために、ショートヘアにしても、トップにふんわり感をだすのがむずかしいからです。
なので、トップにボリュームがなくても決まる髪型を、選んだ方がお手入れが楽なのです。
レイヤー(段々)が入るヘアスタイルよりも、長持ちしやすいのもメリットのひとつになります。
3 猫っ毛に効果的なヘアケア
猫っ毛には徹底した頭皮ケアがたいせつです。 なぜかというと、この図を見て下さい。
黄色でおおわれている黒いのが「毛包」といいます。
下に毛細血管があり、血流のよい頭皮は、毛細血管からしっかり栄養をもらっています。
ところが、血行が悪い頭皮は「毛包」に栄養が届きにくいので、髪がやせてきて、くせやうねりが強くなるのです。
そこで3つの秘策があります!
猫っ毛、軟毛をすこしでもしっかりさせるために、ぜひ試してみてください。
それぞれに髪に対するアプローチがちがうので説明します。
- 「シャワーヘッド」で毛穴ケア
- 「シャンプー」でハリコシ艶をあたえる
- 「頭皮マッサージ」で髪の土台をつくる
3-1 シャワーヘッドで毛穴ケア
シャワーヘッドは水道水の塩素を除去し、顔や肌、髪を美しくするだけでなく、高い洗浄力でせいけつに洗います。
通常のシャンプーでは毛穴の汚れを落とすことはできず、
毛穴に皮脂汚れが残っていると、地肌がオイリーになりボリュームのないヘアスタイルに。
シャワーヘッドは、使うだけで毛穴の角栓をきれいに洗浄します。
頭皮環境がすこやかになれば、血行もよくなるので、 元気な髪が生えやすくなります。
猫っ毛には、頭皮を健康にし、髪肌のダメージを予防することがたいせつ。
髪だけでなく お肌の毛穴も引き締まりツルツルになります。
また、シャワーヘッドの「マイクロバブル」や「ナノバブル」は超微細な泡で肌に浸透し、肌の乾燥やキメを整えます。
髪肌の水分をキープし、保湿してくれるので、敏感肌にもあんしんです。
ボディーソープを大量に使ってゴシゴシする必要もありません。
3-2 シャンプーでハリ、コシ、ツヤを与える
猫っ毛は、髪の中心にある「コルテックス(毛皮質)」の量がすくないのが特徴です。
このコルテックスには、髪の主成分である「ケラチン」という繊維状のたんぱく質が多く ふくまれています。
猫っ毛の方はコルテックスがすくないため、ダメージを受けるとハリやコシが失われやすく、 扱いにくくなってしまうのです。
そこで注目したいのが、ケラチン配合のシャンプー。
髪に必要なケラチンを補うことで、髪のうち側から土台を整え、 ふんわり感やまとまりやすさにつながります。
とくに「フェザーケラチン(水鳥由来)」は浸透力が高く、 シャンプー後も水分をはじきながら髪に必要な成分を届けてくれます。
この成分を配合したシャンプーは、ハリ・コシ・ツヤを与えたい猫っ毛の方におすすめです。人気のインカラミプラチナムシャンプーを体験してみました!
硫酸系のシャンプーには注意!
一方で、「ラウリル硫酸Na」などの硫酸系を含むシャンプーは、洗浄力が強すぎることがあります。
必要な皮脂までとりすぎてしまい、髪の摩擦が増えることでパサつきやツヤ不足につながることも。
猫っ毛のように繊細な髪には、やさしい洗浄成分のシャンプーを選ぶことがたいせつです。
3-3 頭皮マッサージで髪の土台をつくる
先ほど、毛細血管から送られるはずの血液が、「毛包」に届かないことが髪が弱くなる原因といいました。
これは、頭皮のうち側にたまった老廃物が原因で髪が弱っているかもしれません。
頭皮をさわって押してみてください。
頭皮が硬い方はぜひ、コリをほぐして老廃物を流し、一刻もはやく血流をよくしましょう。
マッサージにより、毛包をを活性化させ、「栄養=血液」がしっかり 届くようにすることが重要ポイントです。
頭皮マッサージやツボ押し、自分でやるのが面倒なら、電動ブラシやマッサージャーなども効果的です。
ただし、たまにやるマッサージだけでは老廃物はなくなりません。
毎日、はえ際や頭頂部、耳の上、後頭部までしっかり押しましょう。
「自分でやるのは面倒…」という方には、電動ブラシや頭皮マッサージャーなどのアイテムも便利です。
ただし、たまにやるだけでは老廃物は流れにくいため、毎日すこしずつ続けることが大切です。
▼他にも、猫っ毛のためのお手入れ方法があります他にも猫っ毛のお手入れ法があります。
猫っ毛やくせ毛で広がる髪質どういうケアをしたらいいの?
この記事では、広がりやすい髪におすすめのケア方法や、髪を落ちつかせるアイテムの選び方をくわしくご紹介しています。
猫っ毛やくせ毛でお悩みの方は、あわせて読んでみてくださいね。
4 猫っ毛ヘアスタイル:まとめ
いかがでしたでしょうか?猫っ毛にとって、頭皮ケアによる髪の土台作りはたいせつです。
加齢とともに髪がやせていくので、髪が薄くてやわらかい場合は、頭皮ケアには気を配りましょう。
- 「シャワーヘッド」で毛穴ケア
- 「シャンプー」でハリ・コシ・ツヤを与える
- 「頭皮マッサージ」で髪の土台をつくる
頭皮のケアをしつつ、ヘアスタイルを変えてみることでリフレッシュし、髪型をキープしてくださいね。