白髪染めをしているけど、もっと髪色を明るくしたい!
白髪がすぐに目立ってしまうのが気になる。
とお悩みの方は多いのではないでしょうか?
こんにちは、美容師30年ごえのShinです。
今回は白髪染めとハイライトを同時にするメリット・デメリットについてプロの視点でくわしく解説します。
ハイライトを入れることで、髪色に立体感がでて自然に明るく見せるだけでなく、のびてきた白髪も目立ちにくくなるのがポイントです。
白髪染め=暗い髪色 というイメージをなくす、人気のカラーです。
白髪は気になるけど、暗く染めたくない方や白髪染めに見えないようにオシャレなカラーを楽しみたい方におすすめの内容になっています。
ぜひご覧ください。
1,ハイライトってどんなカラー?
黒髪をすじ状にブリーチし、髪を明るく見せることをいいます。
白髪染めをしていても、自然になじませることができます。
ハイライト部分はブリーチ剤で脱色をすることになるのですが、
そのままのただの金髪なので、アッシュやベージュ系の色を上からのせます。
2,ハイライトカラーだけで白髪をぼかすのはあり?なし?
結論からいうとありです。
ただ、ハイライトだけで明るくしただけでは、白髪に金髪のすじが入っているだけになるので上から色味をのせます。
①まず、白髪染めなしで、黒い部分にだけハイライトをいれます。
②一度シャンプーで流します。
③グレージュやベージュなどのカラー剤を塗ります。
そうすることで、ハイライトで明るくなった髪と白髪がなじみます。
白髪染めは、色落ちするとオレンジ系になりますが、アッシュのような色をのせることで、赤味をなくすことができます。
このような施術を「白髪ぼかし」といいます。これについては別の記事でチェックしていてくださいね。白髪ぼかしの新定番!50代女性がハイライトで輝くナチュラルカラー
3,明るい白髪染め+ハイライト
「白髪染め⇒ハイライト⇒グレーベージュ」の順番で染めました。
明るい白髪染めは色落ちが早いので、落ちついたグレーベージュをのせて透明感をだすことができます。
毛量が多くてもうごきや立体感がうまれ、赤味を抑えてやわらかいグレージュになりました。
今回はダメージを最小限にするため、8カ所のハイライトのみに抑えています。
「ハイライト」は、数回にわたって入れるほど髪が明るく仕上がります。
- 所要時間:約2時間30分
- 白髪染め:グレーに近いブラウン
- ハイライト部:ブリーチ
こちらも白髪染め⇒ハイライト⇒グレーベージュの順番です。
- 所要時間:約2時間30分
- 白髪染め:アッシュブラウン
- ハイライト部:ブリーチ
4,黒い白髪染め+ハイライト
暗めの白髪染めがベースです。
「自分で染めると毛先が黒くなって重い!」と感じている方におすすめです。
100%白髪もきっちり染めたいし、全体を明るく見せたいという場合も適しています。
ベースがかなり暗いので、全体に細くたくさんのハイライトを入れていきます。
ハイライトの部分は16カ所となりましたが、細く入れるので、 ダメージも最小限に抑えられます。
白髪をしっかり染めながらベージュ系で明るさをだすことができました。
- 所要時間:約2時間30分
- 白髪染め:ナチュラルブラウン
- ハイライト部:ブリーチ
【こちらも読まれています。】白髪ぼかしで失敗しない方法を徹底解説!効果的な白髪染めテクニック
5,「ハイライト+白髪染め」のデメリットは?
デメリット
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ハイライトの部分だけはダメージする
ブリーチ部分はたしかに傷みますが、ほんの少量なので手ざわりはそれほど悪くなることはありません。 -
白髪染めのみよりも料金がかかる
【白髪染めの料金+○○円】となるかと思います。
今回のような部分的なハイライトは、美容室によりことなり、2000円~6000円くらい。
全体的にハイライトを入れると6000円~1万円以上になることも。 -
すこし時間がかかる
ハイライトをいれる間の時間はかかります。(シャンプー込で1時間程)
①ハイライト を入れたあと、②シャンプーしてから、③もう一度カラーをすることになります。
通常の白髪染めが約1時間半とすると、ハイライトを入れた場合は約2時間半です。
ハイライト(ブリーチ部分)は色が落ちやすい
ハイライト部分は、徐々にのせた色味が落ちていきます。
ですから、美しいヘアカラーを持続させるために、白髪染めに適したシャンプートリ―トメントで色落ちを防ぐことをおすすめします。
カラーは色あせしていきますので、ヘアカラーの発色をサポートしたり、ダメージ補修をしてくれるシャンプーを使うと色の持ちがいいです。
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6,「ハイライト+白髪染め」のメリットは?
メリット
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伸びてきた白髪が目立ちにくい
ハイライトを入れると髪全体が明るくなりますので、白髪が目立たず、オシャレなデザインが長持ちします。
逆に、白髪染めのみだと根元が伸びてきたときは、白と黒になるのでよけいに白髪が目立ちます。 -
重いヘアスタイルでも、軽さ動きがうまれる
ハイライトは髪に立体感や透明感をあたえ、軽やかな髪型に見せることができます。 -
白髪を染めながらも、明るくすることができる
ハイライトを増やせばもっと明るく見せることもできます。 -
ブリーチ部分の「色味」の変化を楽しめる
一度ブリーチした部分は、アッシュやグレー、ベージュなど幅広いカラーを楽しむことができます。 -
飽きたらいつでもやめられる
ハイライト部分を消したいときは、白髪染めと同じ色に合わせることも可能です。
7,ハイライトの頻度はどれくらい?
白髪染めは、白髪の量によってすでに染めるサイクルがあるかと思います。
でも、ハイライトは毎回やらなくてもOKです。
一度ハイライトをいれると明るさは続きますので、次回はハイライト部分に好きな色味をのせるだけです。
8,白髪染めとハイライトを同時に!まとめ
いかがでしたか?「ハイライト+白髪染め」ダメージを軽減しながら 明るくする方法を解説しました。
白髪には「白髪染め」をし、黒い髪の部分には「ハイライト」を入れる。
一度、シャンプーで洗い流したあとに、好みのカラーをオンして完成です。
髪が多くて重たい、くせ毛で髪が膨らむなどの髪質の方こそチャレンジしてほしい施術です。
これで以上になります。