この記事では、50代の方々が日々のヘアケアやスタイリングを知ってもらい、
より美しいヘアスタイルを手に入れるための、実践的なアドバイスをしています。
こんにちは、美容歴30年のShinです。
今回は、あなたが自信を持ってくせ毛を活かし、若々しい上品なスタイルを手に入れる
ための秘訣をご用意しました。
ぜひ、最後まで読んでいただき、今日から美しいくせ毛を楽しんでくださいね!
1 後天的な原因による50代のくせ毛
後天的というのは、例えば年齢とともに髪質が変化したり、ダメージしやすくなることで起こることをいいます。
髪質が変化していくのは、決して遺伝のせいだけではありません。
髪のお手入れが間違っていたり、ヘアケアが足りないと以下のようなことが起こりやすい傾向にあります。
・髪内部のタンパク質が不足。
・毛包がねじれてクセが強くなる。
・髪が細くなり弾力が低下すると、髪の毛を包んでいる「毛包」というのが、曲がっていき、うねりやくせ毛が強くなることがあります。
・ダメージによるタンパク質不足 は、髪内部に偏りが大きくなりくせ毛がより強く感じる。
・頭皮の毛穴の形が変化がおきると、毛穴の形状が楕円になることで、ねじれが生じる。
以上のことから、一番注目すべきは髪の内部を整える「ダメージケア」です。
頭皮のケアももちろん大事なのですが、今回の記事では「くせ毛で傷んだ髪を今すぐなんとかしたい!」という人に向けた改善策を解説しています。
髪の毛を支える土台である頭皮ケアについては、また別のヘアケア記事でお知らせします。
2 大人のためのくせ毛ヘアケアガイド
くせ毛のダメージの症状は、パサつきや広がりなど、髪がまとまらないことではないでしょうか?
このダメージをケアするためには、髪の水分調節やタンパク質を補充してくれる アイテムを使います。
髪内部のうるおいを満たして、ツヤとまとまりのある しなやかさを取り戻しましょう。
2-1 くせ毛のシャンプー正しいトリセツと注意点
よく疎かにしがちなのは、シャンプーとその後です。
シャンプー前
シャンプー剤を付ける前に、しっかりと余洗い(お湯だけ)すると、 ある程度の汚れが落ちます。
そうすることで、シャンプー剤を節約できるし、 清潔に洗うことができるので、トリ―トメントが吸収されやすくなります。
トリートメント
トリ―トメントを付ける前は、髪の毛についた水分をやさしく絞ります。
適量をつけたら、荒めのコームでとかして髪全体になじませること。
ムラにならずに、効率よく浸透させることができます。
2~3分でもいいので、放置してください。
トリ―トメントの流し
流すときは、できる限りぬるめのお湯で流しましょう。
あまり熱いシャワーで流すと、せっかくつけたトリ―トメントが とれてしまいます。
注意点
最後に、タオルドライはゴシゴシやらずに、タオルで髪をやさしく 挟んで、水分を拭きとりコームでとかします。
くせ毛を綺麗にまとめたいなら、時間を置かずにすぐにドライヤーをかけましょう。
枝毛や切れ毛、アホ毛を避けるために、根元から毛先まで 完全に乾かしてください。
2-2 くせ毛のシャンプーとトリートメントの選び方
シャンプーは成分で選ぶ
髪の毛には 、低刺激の「洗浄成分」とダメージ補修効果の「タンパク質」を与えることで、傷んだ髪をケアしながら 潤いのある髪に導くことができます。
とくに、シャンプーの成分の大部分が洗浄成分なので、 髪の毛にやさしいものでないと、髪本来の脂質や水分を取り過ぎてしまうことに。
以下の成分が複数入っているのが理想的です。
ココイルプロピルベタイン
ココイルメチルタウリン
ラウロイルメチルアラニン
ラウロイルメチルタウリン
ケラチン
長い名前ですが、ココ○○やラウロイル○○など、 似ているので少しは覚えやすいかと思います。
トリ―トメントも成分で選ぶ
トリ―トメントは「保湿」と「ダメージ補修力」のある成分がポイントになります。
以下は、代表的なトリ―トメントの成分ですが、それぞれの役割がありますので、 そちらも合わせてチェックしてくださいね。
コラーゲン
フラーレン
γ-ドコサラクトン
セラミド
自然植物オイル
ヒアルロン酸: ヒアルロン酸は保湿作用があり、髪の内部の水分を保持し、乾燥から守ります。
これにより、乾燥によるパサつきやダメージを軽減します。
コラーゲン: コラーゲンは髪の弾力性や柔軟性を高め、髪のタンパク質の構造を補強します。
髪内部からキューティクルまで、ダメージを修復するのにとても役に立ちます。
フラーレン: フラーレンは強力な抗酸化物質で、紫外線やエアコンの温度から髪を守ります。
カラーのの退色やゴワつきなどのダメージを和らげ、髪を健康な状態に保ちます。
γ-ドコサラクトン: γ-ドコサラクトンは髪の成長を促進し、髪の毛周期を整える働きがあります。
頭皮の環境が良くなることで、髪の成長が促進されます。
セラミド: セラミドは髪の内部の保護膜を補強し、髪を外部のダメージから守ります。
また、セラミドは髪の水分バランスを保ち、髪をしっとりとした状態に保ちます。
自然植物オイルは保湿や保護作用にくわえて、髪の柔軟性を高めツヤをあたえます。
2-3 くせ毛シャンプートリ―トメントおすすめ
こちらで紹介する商品は、私の担当しているくせ毛の お客様におすすめして、評判が良かったものを髪質別に 紹介しています。
くせ毛のタイプ:太くて広がりやすい
髪が太くて広がりやすいくせ毛には、髪の水分を補給し、保湿効果の高い しっとりが持続するタイプのシャンプーとトリートメントが適しています。
アルピジョン アルピュア 生ホホバオイルシャンプーの美容師レビュー
- 生ホホバ:高保湿
- ミネラルイオン還元水:エイジング
- 低刺激の洗浄成分
- 精油100%の香り
- ノンシリコンタイプ
しっとりさせることで広がりやまとまりを改善し、ダメージ補修にも優れています。
くせ毛のタイプ:髪が細くてボリュームがない
髪が細い、柔らかい、少ないなどのくせ毛は、ノンシリコンタイプがおすすめ。
シリコンが入っていると、時間の経過とともに髪が重くなってしまいます。
エイジングケアに特化したシャンプートリ―トメントで、 ハリ、コシ、頭皮環境を整えるものがいいですね。
猫っ毛に朗報!アマトラクゥオヘアバス(シャンプー)を5週間使い続けた結果にビックリ
- 低刺激の洗浄成分
- ヘマチン:毛髪保護、育毛作用
- 白髪予防
- 頭皮環境を整える
- ノンシリコンタイプ
- パーマ、カラーが長持ち
エイジングケアに特化したシャンプートリ―トメントで、 ハリ、コシ、艶を与えるものをおすすめします。
どちらともいえない
仕上りが重くなりすぎず、軽すぎない程よいシャンプートリ―トメント もあります。
サロン仕様で、くせ毛の質感を正しくケアし、地肌と髪を 健やかに保ちます。
泡立ちがクリーミーでユニセックスにも使えます。
ルベルイオセラムシャンプー&トリ―トメントを美容師が使ってみた
- 低刺激の洗浄成分
- グリーンナッツオイル:くせ毛をやわらげる
- 地肌はボリューム
- 毛先にはまとまり
- ノンシリコンタイプ
- ダメージ補修
パーマ、カラー、ダメージ、ノーマルなどの髪の タイプに対応していますが、縮毛矯正をかけるほどの くせ毛やブリーチなどのハイダメージにはもの足りないです。
自分のくせ毛が良くわからないという人は「くせ毛の種類」写真でわかる診断方法|くせ毛の対策法 を参考にしてくださいね。
3くせ毛50代におすすめのヘアスタイル特集
50代を若々しく見せてくれるのは、メークだけではなく髪型がポイント!
3つのレングスでご紹介します。
3-1 大人の魅力を引き出すウルフカットスタイル
フェイスラインを深く囲むことで、小顔効果を出すことができ、輪郭を活かすことができました。
若々しくスタイリッシュな雰囲気になります。
3-2 くせ毛を活かした軽快なショートボブ
サイドの髪をあごラインの下に置けば、軽やかで空気感のある髪形になります。
やさしい上品な雰囲気に!
3-3 ロングのくせ毛に似合うスタイル
広がりやすい多毛のくせ毛は、ウエーブ巻きで髪の硬さをカバーします。
特に、長めの前髪が頬骨に落ちるようにすると、女性らしい清楚感がアップします。
4 白髪とくせ毛を活かすヘアカラー
50代では殆どの人が白髪の悩みを抱えています。
白髪染めはしたいが、髪がパサついて見えるので、余計にくせ毛が目立ってしまうケースがよくあります。
白髪染めによってくせ毛を美しく活かすには、髪質やにあった明るさや色味をあわせることが大切なのです。
それには、「髪質にあった明るさや色味をアドバイスしてほしい。」という要望を美容師さんに伝えましょう。
その結果、くせ毛を活かす白髪染めができます。
5美しいくせ毛を維持するためのヘアケア
くせ毛を綺麗に保つには、シャンプートリ―トメントだけではありません。
5-1 外敵から髪を守る保湿ケア
外敵とは、ドライヤーやヘアアイロン、紫外線、エアコンです。
すべて髪を傷める原因になります。
髪のほごには、ヒートプロテクトタイプ や持続性のある、美容液のようなトリ―トメントが最適です。
ドライヤーの前の濡れた状態の髪につけると効果的です。
- 浸透補修美容乳液:保湿
- 水分バランスを調整
- アスタキサンチン
- フラーレン
- クリアケラチン
- エルカラクトン
- 液晶性セラミド
髪を乾燥から守り、長時間閉じこめてくれる乳液タイプの洗い流さないトリ―トメント。
スキンケアと毛髪化学から生まれた美容乳液なので、しっとりなめらかな感触です。
サラサラな仕上がりと、自然由来のセイヨウハッカ、ラベンダー、レモングラスなどの 贅沢な香りです。
5-2 くせ毛を活かしたカットをオーダー
くせ毛をあつかいやすくするには、髪の毛のメンテナンスはとても 大切。
定期的に(1か月~2か月以内)カットをして、毛量を調節したり くせ毛を活かすカットをお願いしましょう。
傷んだ髪や毛量の多さは、もっともスタイリングがしにくい 状態です。
カウンセリングでは、まず「癖を活かしたヘアスタイルを 提案してほしい。」と伝えて、どんな種類の髪型ができるのかを 相談してください。
6くせ毛を活かしたヘアスタいリングのコツ
くせ毛のセットをまとまりやすくするには、一つ一つの工程で 髪のコンディションをよくすることが重要です。
6-1 シャンプー
髪を傷めないように、しっかりと髪を濡らしてから、やさしく洗いましょう。
雑にひっぱったり、ゴシゴシすると、髪に摩擦がおきます。
頭皮は指先でマッサージ、髪の毛は絡まないように気をつけましょう。
6-2 湿らせたまま洗い流さないトリ―トメント
髪が濡れている間に、適量のトリ―トメントをつけてから、コームで 馴染ませてください。
くせによる広がりや膨らみは、保湿が足りないから おこります。
しっかりと髪に潤いを与えてからドライしましょう。
6-3 髪が乾く前にドライヤーを
くせ毛の場合、髪の毛が乾きはじめると、そのままのうねりや広がりが でてしまいます。
タオルドライが終わったら、できるだけ時間を置かずに 根元から毛先にかけてドライヤーをあてて下さい。
その方がくせ毛が伸びやすく、膨らみにくいです。
6-4 低温でかわかす
くせやうねりを活かしたスタイリングには、低温の弱めの風で 乾かします。
ストレートに伸ばす場合は、強めの熱風が 必要になりますが、それがダメージの原因になります。
6-5 適度なボリュームとウエーブを活かす
最後はバームワックスを髪全体に 馴染ませ、両手で丸みを持たせて整えます。
スタイリング剤を付けることによって、毛先の動きを つけることができます。
ワックスは、髪にツヤと束感をあたえるので、つけてあげるだけでもまとまりがよくなります。
今回は、これで以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。