髪の毛のハチが膨らんでしまうと、頭が大きくなりカラダ全体のバランスが悪く見えてしまいませんか?
ハチが膨らむ原因はさまざまですが、ボリュームダウンさせるコツがいくつかあります。
そこで今回は、髪の毛のハチをぺったんこにするための6つの対処法を詳しくご紹介します。
これらの方法を実践することで、スッキリとしたシルエットを手に入れましょう。
美容師歴30年わたくしShinが、プロがやっている方法を伝授しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
1,髪の毛のハチが膨らむ原因
「ハチ張り」というのは、頭の骨のでっぱりをいいます。
日本人にはこのタイプの骨格が多いのですが、髪の毛が広がったり、膨らむ原因になっていることを気づかない人が多いです。
目じりの延長線上の頭をさわってみて、骨が出ているのを確認できたらハチが張っている証拠です。
1-1,ハチ部分の骨格が大きい
日本人の骨格は比較的、左のような角ばった形なのが特徴です。
ハチの骨がでていると、髪型をショートにしたときにボリュームがでやすく、スタイリングが難しいと悩みを持つ方も多いです。
右のように卵型(外国人風)になっている場合は、ハチ部分が膨らむことはありません。
1-2,ハチの生え際が浮いている
骨格に沿うように、ハチの部分の毛が上に向かって生えやすい傾向にあります。
髪の毛の膨らみ方には個人差がありますが、ハチ部分の髪の長さが短いほど、ボリュームがでます。
ヘアスタイルによっても向き、不向きがあるので、頭頂部の髪が短すぎない髪型を選ぶと膨らみが軽減されます。
1-3, ハチが膨らむカットをされてしまった
美容室でのカットの技術がお手入れのしやすさを左右します。
・毛先だけが薄くカットされている。
・重さがない=短すぎ
「ハチまわりをスキばさみですいている」
とくに、ハチまわりをザクザクすいたり、短い段(レイヤー)が入っていると 髪の毛は横に広がります。
ハチより下の部分は毛量をへらし、ハチから上は重めにのこすと全体的にまとまりがでます。
毛先だけが薄くカットされている
この場合、いちど毛先を揃えてカットしてもらうほうがふくらみにくくなります。
毛先が薄いと乾燥してパサつきやすく、ボリュームがでやすくなるからです。
膨らみを抑える長さがない=短すぎ
ボブっぽいヘアスタイル、または、ショート系でもハチ部分の毛を長めに残したヘアスタイルがおすすめです。
段々のレイヤーが入るウルフなどの髪型は、ハチが膨らむのであまりおすすめできません。。
2, 髪の毛のハチが膨らむ時の対処法
自分でできる対処法については、ぜひすぐに実践してみてくださいね。
対処法1 シャンプーあとにヘアオイルで保湿
シャンプー後タオルドライをしたらヘアオイルをつけましょう。
ヘアオイルの油分が髪をまとまりやすくするので、ボリュームダウンしやすくなります。
順番
- シャンプーあと、やさしくタオルドライ。
- ヘアオイルをつけて、コームでとかす。
- ていねいにドライヤーをかけ、完全に乾かす。
ヘアオイルをつけるときは、 手のひらにのばしてから、髪の中間から毛先までを5本の指を使いとかすように付けるのがコツです。
つけ過ぎるとべたついて乾かしにくいので、適量をとりましょう。
シャンプーしたあとに、タオルを巻いたまま放置していませんか?
これが本当に よくありません。
髪の毛の根元のくせを一番に乾かさないと根元が浮いてしまい髪が膨らみます。
タオルにくるんだ形がつくので、くせが伸びにくくなるのです。
また、タオルのなかで蒸れてしまうと、ニオイの原因にもなるので要注意です。
対処法2 ヘアアイロンを上手に使う
ストレートアイロンを持っている方は多いですよね。
でも、伸ばしたはずがアイロンの効きが悪いと感じることはないでしょうか?
ストレートを長持ちさせるには、細かく取って、できるだけ根元から挟んでください。
このように一番下からはじめて、引っ張るように持ちます。
残りの髪の毛はクリップで留めておくと、根元のアイロンがやりやすいです。
それでも、ストレートの持ちが悪く、ボリュームダウンしない場合は、アイロン自体が髪質や毛量に合わなくて上手くいかないこともあります。
ヘアアイロンの種類によっても仕上がりが違います。
たとえば、 使いやすさ、プレート素材、ダメージしにくいなどです。
使いやすさで言うと、ボリュームを抑えるために、髪をしっかりと挟んでくれる広めのプレートかどうかです。
髪をキャッチして、毛先まで均等に伸ばすことができれば、スタイリングが時短になります。
もっと詳しく解説!
参考記事:ストレートアイロンすぐに取れる原因6つとプロが教える効果的な使い方
対処法3カットでヘアスタイルを変える
ボブやショートヘアに髪型を 変えるというのもありです。
髪が多くて広がるのですから、その カットでバランスよく、ボリュームを調整できる髪型もあります。
たとえばロングやミディアムでカールが強く、くせ毛の多毛でもここまでコンパクトに抑えることができます。
丸みが可愛いボブは、くせやうねりを利用して、膨らみではなく自然にふっくらとしたシルエットが作れます。
対処法4 縮毛矯正をかける
くせ毛で多毛、膨らむなら縮毛矯正がオススメです。縮毛矯正を活かしたショートヘア|どんな感じになる?料金&時間でくわしく解説しています。
ダメージ0にはできませんがもしも、伸ばしていきたいけど、髪の毛が膨らむ ので長く伸ばせない。などの場合にはお手入れが楽です。
髪のながさがでて、ボリュームがおちついてきたら縮毛矯正をやめてしまってもOKです。
クセの強さにもよりますが、縮毛矯正とカットは約2か月~3か月に一度。
ストレートアイロンは持っているけど使いこなせず、 ストレートに伸ばすのが面倒な方に向いています。
対処法 5ドライヤーは「ハチ部分」から
一番膨らみやすいハチ部分からドライヤーをかけましょう。
シャンプー後、 タオルで拭いたあと根元からコームでとかし、すぐ乾かすのがベスト。
髪の毛を下にひっぱりながら、ドライヤーで上から抑えるようにドライヤーをあててください。
大雑把に乾かすと必ず膨らみます。クリップなどで留めたり、持つ分量をすくなくするとひっぱりやすいです。
根元から中間まで、じっくり熱をあてる。
指で髪を引っ張るようにとかす。
約10cmドライヤーを髪からはなす。
濡れた髪のまま放置するのがもっとも膨らみやすいので、できればタオルドライのあと、はやめにドライヤーをかけましょう。
とにかく、少しでも根元が湿っていると、時間の経過とともに髪は膨らみます。
髪全体を乾かせているかどうかを確認しましょう。
対処法 6スタイリング剤は髪の内側からつける
ハチが膨らみを抑えるには、髪の内側からつけます 。
両手のひらと5本指の あいだにも、ワックスをなじませて内側からつけはじめます。
指のつけ根を、髪の根もとにとどくくらい入れます。そのまま5本指で髪をはさんで、毛先まですべらせます。
ハチ部分と膨らむところに、同じようにつけてみてください。時間が経っても膨らみにくいですよ。
スタイリング剤は地肌にはつけないようにご注意を。
頭皮がオイリーになったり、シャンプーのとき泡立ちにくくなるからです。
ハチの膨らみや広がるくせ毛のボリュームダウンにはバームワックスが使いやすいです。
膨らみを抑えるセットができるだけでなく、長時間髪型をキープすることができます。
3,膨らむ髪をぺったんこにする6つの対処法:まとめ
あなたにあった対処法はありましたか?
✅ シャンプー後はすばやく乾かす。
✅ ヘアオイルをつけてドライヤーを。
✅ ヘアアイロンは根元をのばすのが重要。
✅ ショートヘアに変えてみる。
✅ 縮毛矯正をかける。
髪質を変えることはできませんが、ヘアケアを変えることでセットが楽になることがありますので、ぜひお試しくださいね。